2011年12月13日火曜日

放課後の教室

夕方暗くなってから校内をまわっていると、まだ多くの教室に明かりがさしている。自習室や3年生の教室では、生徒が熱心に勉強しており、張りつめた雰囲気であった。一方、1年生や2年生の教室では、楽しそうに笑顔で合唱の練習をしていた。

 この時期になると、毎年のように校内で見られる光景であり、その時々の場面で、精一杯のことをしようとする子どもたちの姿は美しいものである。合唱祭は12月21日であるが、かなり前から練習しているクラスもあるようで、クラスごとに本格的な合唱が毎年演奏されるこの行事は、本校の誇るべき伝統でもある。

 合唱の練習を通してクラスが一つにまとまり、生徒同士の和が深まっていくのがよく分かる、と担任がいつも言っている。こうした取組を経て、3年次の大学受験へと、学年全体で向かっていく意識が高まっていくことを期待してやまない。

 最後の追い込みにと、下校時間ぎりぎりまで自習室の机に向かっている生徒、それに応え出来る限りの支援をしていこうと、職員室や進路指導室で遅くまで仕事をしている教員、今私に出来ることは声かけと対話だと、心に刻み実践している毎日である。