2011年12月23日金曜日

今年最後の全校集会

年末を間近に控え、昨日全校集会を行った。集会の前に、NTTドコモの方から「携帯安全講話」をしていただいたこともあり、集会での私の話は、電子から始めた。

 本校は、1899年に創立されたが、校歌にある「原子の時に生を受け・・」は、20世紀は原子の時代の幕開けであることをうたったものである。創立の2年前に電子が発見され、その後、原子の構造が解明されるなど、ミクロの世界について解き明かされ、その当時では想像もつかなかったような技術が生まれてきた。携帯電話もその産物である。

 微視的な(ミクロの)世界では、巨視的な(マクロの)世界の法則が通用せず、普通の常識では考えられないようなことが起きている。理科の基礎的な知識や考え方を身につけることは、社会で起きている様々な出来事について、自ら考え・判断する力を養う上でとても大事なことである。

 そして、最後は、

 お互いの心の中は見えないが、相手を知り自分を知ること、互いの人権を尊重しながら好ましい人間関係をつくり、絆を強めていってほしい。と締めくくった。