2012年2月28日火曜日

卒業式前々日

卒業式を明後日に控え、3学年の担任は、卒業アルバムや同窓会記念品等、卒業生に渡すものの確認に忙しい。皆勤賞は、明日の卒業式予行の際に渡すので、その確認も澄ませ、あとは当日を待つのみとなった。

 授業終了後、いつもより掃除の時間を長くとって、在校生が3年生の教室をきれいにするなど、生徒たちも、式の準備に余念がない。各クラブとも後輩たちが、先輩への感謝の念を伝える準備に忙しいようである。

 午後には、本校の前身である宇治山田中学校の同窓生の方が数名本校を訪れ、プラチナホールで記念誌発行の最後の仕上げを行っていた。卒業後65年を経て、なお矍鑠としておられ、会話をしながらも、旧制中学校の「剛毅の気風と高潔な品性」がひしひしと伝わってくるのが、頼もしい限りである。

 今年の卒業生には、今後は同窓生の一員として、いろいろな場面で世代を超えて繋がっていってほしいと願いつつ、私はといえば、式辞の推敲に頭を悩ませている。