2012年3月30日金曜日

出会いと別れ

3月23日の離任式以降今日までの一週間は瞬く間に過ぎていった。勇退、異動される職員の別れの言葉に込められた想いを、今、一つ一つかみしめながら、次年度の学校経営への意欲をあらたにしている。

 午後には、書道の教員が、卒業記念品である「校歌の歌詞が記された湯飲み茶碗」19個を、3段のケースに並べ、校長室に飾りにきてくれた。毎年、卒業前に、一番から順に歌詞を書いていただいたが、こうして全部並べて見ると、さすがに圧巻である。一字一字に託された想いは卒業生にきっと届いているはずである。

 夕方には、部活動の生徒たちとの最後の別れを終えた教員が校長室にやってきた。別れと出会いは、学校にはつきものとはいえ、話をしながらも、胸にジーンと迫るものがあった。

 昨日は、転入予定者に来ていただき、オリエンテーションを行った。一人ひとりの顔を思い浮かべながら、前任者の「想い」を引き継ぎ、新たなメンバーとの船出が順風満帆となるよう、確かな舵取りをしていく決意である。