2012年5月21日月曜日

感動の金環日食


  この写真は、今朝、本校屋上から生徒が撮った写真である。今日は、伊勢市で金環日食が観測できる歴史的な日であり、朝7時頃学校に登校した。早速屋上に上がってみると、既に4人の教員と20数名の生徒が観測中であった。

  雲の切れ間から太陽が差し込んだり、厚い雲に覆われたりと、刻々変化する空模様にとまどいながらも、観測用グラスやカメラ越しに、時折歓声を上げながら、生徒たちは世紀の天文ショーを楽しんでいた。

  屋上に上がってくる生徒も次第に増え、40名ほどとなった頃、7時28分に金環日食のはじまりが薄雲の中からはっきりと観測できた。


   
  小学生の頃、部分日食や月食を体験して感動し、科学への興味が強くなったことが、今更ながら思い出される。科学は感動から始まる。昨夜からミニ合宿で備えていた天文部員をはじめ、今朝は空を見ようと早起きした多くの生徒たちには、今日の感動体験を科学への関心・意欲に繋げていくことを期待している。