2012年7月23日月曜日

夏休みの挑戦

夏休みに入り、今日から夏季課外が始まったが、並行して、保護者懇談も実施している。校内を歩いていると、課外授業を行う教員の元気な声が聞こえてきたり、教室前の廊下では、椅子に腰掛けて次の懇談を待つ生徒と保護者に出会ったりする。

  生徒昇降口前にはたくさんの靴が並んでいる。インターアクトクラブの生徒が、朝から、卒業生が残していった体育館シューズを手洗いし、汚れを落として日干している状態である。これから順次洗濯機にかけ、その後、スマイルコンテナを通じてタイに送ることになっている。



  この夏、水道管の改修工事も行われているため、一部の棟は完全断水により水道やトイレが使えないなど、不自由な中での学校生活となっている。こうした中での、生徒たちの懸命な取組であり、夏休みを利用しての恒例となってきた。通りがかりの生徒が、「毎年の光景だな」とつぶやいて去っていったのが何やら印象に残った。

  体育館シューズは、一足ずつ紐で結んで箱に詰めて送るが、一つひとつの作業に、タイで気持ちよく使っていただけるようにと、生徒の心が込められている。

  グラウンドや体育館では、いつものように運動部が元気に練習しており、早朝の練習風景が見られないことだけが、いつもと違っているだけである。今日から約1ヶ月の長期休みである。勉強と部活動に明け暮れる毎日の中で、普段はできない「何か」に一つでも挑戦してほしいと願っている。