2013年1月29日火曜日

生徒へのエール

  1、2年生は今日、明日と5教科の確認テスト(実力テスト)である。3年生は並行して後期特編授業が行われており、午前中、校内を歩いていると、緊張感がひしひしと伝わってくる。

  グラウンドでは、近くのたけのこ保育園の園児たちが、保育士さんと一緒に、元気一杯、凧揚げを楽しんでいる。寒さも少し和らぎ、上空は微風、絶好の日和である。

  午後2時、化学の試験が終わると、明日の試験に備え、家路を急ぐ生徒が足早に校門を過ぎ去っていく一方、職員室前では、教員に熱心に質問している生徒の姿も見られる。また、個別に教員の指導を受けている3年生の表情は引き締まっている。

  この一ヶ月がまさに正念場である。一年間の、あるいは三年間の学習の総仕上げのこの時期、「単調な日々の連続に耐えうる精神力」を養いつつ、密度の濃い学校生活を送ってほしい。

  

2013年1月17日木曜日

最後(?)の学年集会

  今日は4限目、3年生の学年集会を体育館で行った。大学入試センター試験を明後日に控え、激励も兼ねての集会である。この後は大学入試もあり、卒業式の予行の日まで全員がこのように集まることは難しくなる。

  集会の冒頭、私から試験に臨む心構えについて、体験も交えながら話をし、「1月、2月はより高い目的意識を持って勉強することで、飛躍的に伸びる。最後まで集中力をきらさず頑張ろう」、と激励した。

  そして話の締めくくりに、昨年この時期、篠原久典名古屋大学教授が中日新聞夕刊の「紙つぶて」欄に書かれた受験生へのメッセージを贈った。

  その後、進路代表や学年代表から訓話や説明があり、生徒は終始真剣な表情で聞いていた。
今がまさに正念場、後ろを振り返らず前を向いて進んでいってほしい。

 

2013年1月8日火曜日

後輩へのメッセージ

  「大切なことは何をするかではなく、感謝の気持ちを持って何かをすることだと思う。感謝することで、小さな思いやりを気づかせてくれることがある。そこに気づいたとき成長しているのだな、と自分は思う」

  3年生の特編授業の一コマを、「自然科学入門」と題して担当してきたが、私が担当する授業は今日で終了した。最後の20分間、受講生に後輩へのメッセージを書いてもらった。冒頭の文はその中の一つである。

 文面から生徒の心情がにじみ出ており、心が暖まる言葉に読んでいて胸が熱くなったる。こういう気持で高校生活を送ってきた生徒を誇りに思う。

 放課後、華道部の生徒が校長室に生け花を飾ってくれた。

  言葉を交わしながら、日常の何気ない活動の中に心和ませるものがあることを、うれしく感じる。


 

2013年1月4日金曜日

三学期の始業

  今日から三学期、朝、体育館では始業式を行った。校歌斉唱後、校長挨拶となり、「やればできる」から「今、目標に向かってやる」への気持の切り換えを強く訴えた。その中で、箱根駅伝の日体大の優勝にふれ、前回大会での屈辱をバネに精神面での強さを見せつけての優勝は見る者の心に強い感動を与えたと、讃辞を送った。

  私の話の後、各分掌の代表者からの話があったが、生徒指導部代表からは、朝、校門で登校指導を行っている際、生徒から、「明けましておめでとうございます」と挨拶されたことが紹介され、生徒の心の余裕、懐の深さを讃えていた。

  始業式後は冬休みの課題テストとなったが、三年生は並行して特編授業が続いている。大学入試センター試験まであと10日あまり、廊下で出会う三年生の表情は引き締まって見える。

 時間を大切に、健康管理に気をつけながら、集中力を切らさぬよう、願うばかりである。
 

正月あけ全開モード

  新年4日、朝、体育館ではバスケットボール部とバドミントン部が、グラウンドでは、陸上部、サッカー部、軟式野球部、硬式野球部が始動している。既に2日から練習を始めているクラブもあったが、多くのクラブは今日から本格的にスタートしている。


  校舎周辺を見回っていると、柔道着姿で校舎周辺道路を走り込んでいる集団が目についた。よく見ると、背中に「宇治山田」と書かれてあり、そういえば毎年、新年の走り込みをしていることを思い出した。

  大学入試センター試験の直前対策模試が今日、明日と2日間行われる。まさに、直前の最後の対策であり、模試の行われる教室棟は張りつめた雰囲気に包まれている。

 校内で出会う教員や生徒と新年の挨拶を交わしながらも、正月気分を一掃し早くも教育活動が全開になっている学校に、新年の誓いを新たにしている。