2013年9月26日木曜日

学ぶ意欲を高める授業

  DNAの遺伝情報の転写の仕組みについて、わかりやすい説明を聞いた後、転写速度を実感すべく、生徒が、180の塩基を実際に転写している。

  一番早かった生徒で、180個の塩基の転写に145秒かかっており、転写速度は、1.24塩基/秒であった。

  実際には、体内で、DNAの塩基配列をRNAに転写する速度は、10~30塩基/秒であるとの説明に、生徒は驚いている。その後、隣同士で、書き間違いがなかったか確認し合ったところ、ノーミスは半分ぐらいであった。

  体内では、間違った塩基の結合は、1/10,000程度と聞かされ、驚きの連続である。

  今日は一年生の生物の授業を参観したが、生徒は、遺伝情報の流れについて、よく知ることができ、思考力や応用力を身につけた素晴らしい授業であった。