2014年1月28日火曜日

霜降りの朝

 霜が降りた朝、陽射しとともに気温も上がり、グラウンドは、たけのこ保育園の子どもたちで活気づいている。

 毎年この時期に、本校のグラウンドで凧揚げ大会を行っており、園児たちは元気に走り回っている。

 確認テスト初日の校内、1・2年生は、100分間の数学テストに挑んでいる。

 「立春の季に空に向くは養生のひとつ」と言われている。休み時間や放課後、澄み切った空を眺めるのも心身のリフレッシュにつながるな、と園児たちの姿に思いを巡らせた。

2014年1月24日金曜日

面談週間最終日の夕方

  今日で面談週間が終わり、来週は「確認テスト(実力テスト)」である。週末には、バスケットや剣道、卓球などは新人大会が行われるため、体育館や武道館では練習に熱が入っている。

  一年生教室棟今週の名言は、とりわけ生徒の心に響いているようで、面談を待つ間、じっくりと見入っている生徒がいる。  

  ラルフ・ワルト・エマーソンはアメリカの思想家であり詩人でもある。数々の名言を残しているが、
「Fear always springs from ignorance」はしっかりとかみしめてほしい言葉である。

  エマーソンは、「Words are also actions、and actions are a kind of words」とも言っている。
旺盛な知的好奇心を持ち、自らの言動に責任を持てるよう、日々鍛錬である。

2014年1月20日月曜日

面談週間

  今週は、1・2年生面談週間である。来週は実力テストが予定されており、放課後、各教室で担任が、生徒一人ひとりと進路を中心に面談を行っている。夕方、校内を回っていると、真剣に話し合う姿が窓越しに伺える。

    3年生は、センター試験の自己採点を終え、足早に家路を急ぐ姿が見られる。前期試験に向け正念場を迎える。
  保健室前の掲示板には、風邪対策がイラスト付きで掲げられている。今日は大寒、これからの十日余り、一年中で最も寒い日が続く。

  風邪の予防を怠らず、健康の自己管理に努め、最後の難所を乗り越えてほしい。

2014年1月18日土曜日

センター試験の朝

 
 センター試験初日の朝、皇学館大学の会場に向かう道路の両脇には、「がんばれ山高生」と書かれた幟がずらっと並んでいる。
 
  午前8時30分、集まってきた生徒が、前に並んだ3学年担任とともに、「最後まで頑張るぞ」と気合を込めてから、試験会場に入っていった。
  毎年見られる光景ではあるが、風もなく穏やかな日和となった今回、鉢巻を締めて掛け声を発した学年主任の「想い」が、受験生にはしっかりと伝わっていた。
 
  試験は明日も続く。気持ちを切り替えリフレッシュして、また明日の試験に挑んでほしい。


 

 

2014年1月16日木曜日

いよいよ本番

  大学入試センター試験を明後日に控え、本日4限目、武道館で受験者集会を開き、激励や諸注意を行った。250名ほどの生徒が真剣な面持ちで聞いている。
 
  私からは、今日の午後と明日の過ごし方、試験本番に臨む心構えについて、とりわけ60分間の集中した学習を繰り返すことや気持ちのゆとりを持つことが大事であると、具体的な例を挙げながら話をした。どっしりと落ち着いた気持ちで本番を迎えてほしい。

  一年生教室棟、今週の名言は、トマス・ア・ケムピスの言葉である。
             
 
  2年後を見据え、得意教科をしっかりと伸ばし、自ら学習する習慣を着実なものとすることが、何より大事である。センター対策はもう始まっている。 

2014年1月12日日曜日

後輩へのメッセージ(後篇)

 「山高に入ってよかったと思います。なぜなら、とても良い友達にたくさん恵まれたからです。入学した時、高校生活に不安を持っていましたが、クラスが決まり、すぐに周りのクラスメートと仲良くなることができ、高校生活に慣れました。学年が上がるにつれ勉強は難しくなりましたが、友達はだんだん増えていきました。」

 「入学してからの失敗談を言うと、私は山高入学をゴールとしてあまり勉強しませんでした。1、2年生の時はまだ時間があると思い込んでいました。3年生になり受験生の自覚を持つようになるものの、自分の勉強スタイルが定まっておらず、戸惑いました。毎日毎日コツコツと勉強してきた人との差は明白です。毎日、少しずつでもいいから勉強することが大切で、それによって自分の勉強スタイルも定まると思います。高校に入学し最初は遊びたいな、という気持ちはわかりますが、今後苦労しないためにも自分に鞭打って勉強をしっかり頑張ってください。」

  
 後輩へのメッセージには、3年生の高校生活への熱い想いが込められている。

  先週末、華道部の生徒が校長室に生け花を飾ってくれた。色餅や西洋菊が新春の息吹を感じさせる。菊の花言葉は高潔、真実である。
 
  メッセージに託した想いをどう伝えていくか、知性・品性・伝統をモチーフとした制服をきちんと着こなす部員たちの姿に、真実と清らかさを見ながら、真剣に考えている。 
 

2014年1月10日金曜日

後輩へのメッセージ(中編)

 「合唱祭や体育祭、クラスマッチなど学校行事には、生徒だけでなく先生も一緒になって楽しんだり必死になったりして、毎回すごく充実している。
  勉強でわからないことがあって先生に聞いたりすると、わかるまで必死になって教えてくれて頼りになる。」

  3年生の後輩に託すメッセージを読むと、生徒目線での学校生活の様子がよく伝わってくる。

    今日は、初釜。放課後、作法室に集まった10名ほどの部員たちは、外部指導の方から手ほどきを受け、準備に余念がない。近畿高校総合文化祭や全国高校生伝統文化フェスティバルを経験し、心得も板についてきたようである。


 お点前を終えた後、顧問からの話をさわやかな表情で聞いている生徒の姿は生き生きとしている。

 学校生活その折々の活動を大事にしながら、年の初めの確かな歩みが感じられる、そんな一日であった。


   

2014年1月9日木曜日

後輩へのメッセージ(前篇)

  今日、担当した特編授業の最後に、受講していた3年生から、後輩へのメッセージを書いてもらった。

 「行事一つひとつに力を入れ、毎日教室から笑い声が聞こえる。それは、勉強だけではなく、出会うものすべてに関心や熱意を持って取り組んでいる証拠なのではないだろうか。そうやって、教科書だけでは決して身につかない社会性や心の豊かさを身につけていくのではないかと思う。」

  自らの経験に裏付けられた重みのある言葉であり、ずっしりと心に響く内容である。

  目指す学校像が生徒の行動に具現化されていることが何より嬉しい。

2014年1月8日水曜日

平常授業の始まり

 今日から、3学期平常授業が始まった。
 1年生教室棟には、新年はじめての「今週の名言」が掲示されている。


  フランスの詩人・小説家でノーベル文学賞受賞者であるアナトールフランスの言葉である。
互いのコミュニケーションを上手く取る、その根っこのところにある大事なものは何か、教えてくれる。

  立ち止まって掲示を見ている生徒を見て、あらたまった気持ちで3学期に臨んでほしいと願っている。
 
 

2014年1月7日火曜日

始業式そして・・・

  年の初め、始業式に臨んで、
  「人はもともと、それほど能力に差があるわけではない。勉強や部活動にかける意欲と集中力がいかに大きく強いかである。『できない』のではなく、『やらない』ことを戒めよう」、 といった内容の話をした。

 その後、ソフトテニス部の新人大会表彰、新聞コンクール表彰を行い、冬休み課題テストとなった。

  日本新聞協会主催の第4回「いっしょに読もう!新聞コンクール」では、本校から1名が優秀賞に、2名が奨励賞に選ばれた。

 県NIE実践指定校として2年前から授業で新聞を活用する取組を進めている。表彰式では、新聞には、社会や文化、科学など幅広い情報が満載されており、今回の受賞を契機に一人ひとりが新聞を毎日読む習慣を身につけよう、と締めくくった。







 

2014年1月6日月曜日

穏やかな御用始め

  新年、御用始めの今日、朝は冷え込んだが、日中は風もなく穏やかな日和となった。大学入試センター直前模試が4日と5日に行われ、特編授業は今日から再開である。

  8時前に登校すると、3年生の教室棟からは、朝早くから授業前の補習講座を行っている教員の声が聞こえてくる。授業後や昼休みには、職員室や進路室で、生徒の質問に教員が個別対応している姿が見られる。
  夕方になると、手入れの行き届いた卒業記念樹が、グラウンドに差し込んだ西日を背景に存在感を示している。

  松は、手を掛ければ掛けるだけ、応えてくれる木でもある。「気持ちを強く持って、最後まであきらめない。」帰路につく生徒たちには、この松を見ながら、強い意志を持ち続けてくれることを願っている。